メガサイズ(1/48スケール)のアッガイをフルスクラッチしました。 自分の大雑把な性格とスクラッチ初体験というのもあり「夏休みの工作」みたいな仕上がりになってしまいました。 このメガアッガイはすごく思い出深い作品です。詳しくはページ下部にある「モデサミ2でのすごい体験編」を読んでいただければと思います。 さて、ほとんどスクラッチの知識も経験もなく勢いだけでつくったこの作品ですが、アッガイのスタイルが破綻することなくまとまったと考えています。 基本的にMGアッガイのものから1/48に縮尺をスケールアップして作ったのでスタイルはMGアッガイと似ていると思います。 プラ板とパテから各部作られています。 ・頭・・・プラ製丼容器を土台にプラ板で骨組みを作り、その上にポリパテを盛り成形。 モノアイカバーはバキュームフォームなどは用いず、普通に透明プラ板を曲げて接着しているだけです。 ・胴体・・・プラ板で骨組みを作った後ポリパテを盛り整形(ここはもっと考えて作るべきでした) ・腕・・・油粘土を土台に上からポリパテを薄く盛りつける。硬化後、油粘土を抜けば中空になるのでそれを整形。 腕は軽く作る必要があったので中空にしました。爪はプラ板の箱組。 ・足・・・基本的にプラ板の箱組。少しRを付けるのにパテを盛った程度です。 ・バックパック・・・プラ板の箱組。MGズゴックの腕を流用。 塗装は缶スプレーで基本色を塗装後、エナメル塗料のブラウンでウォッシング。 最後につやを整えるのにクレオスの艶消しスプレーを厚めに吹いてます。かぶりが起こらないように注意します。 モノアイにはピンク色のLEDを仕込んでいます。 LEDの光が直接だと強すぎるのでモノアイそのものの透明カバーに艶消しスプレーを吹いてスリガラスのようにしてます。 これで、アニメのようなボヤ〜っとした光り方になります。 あ、ちなみに可動はしません。(当初、体育座りできるようにがんばろうとしてた時期もありますが、もちろん断念しました! |
〜モデサミ2でのすごい体験編〜 このメガアッガイ、モデサミ2に向けて製作していたのですが出発当日になっても完成していない状態でした。 足や腕などのブロックごとには完成していたんですがそれを胴体に結合できていない といった状況でした。 「モデサミ2の前夜祭に参加するからその時になんとかしよう!」というダメダメな考えで前夜祭へ・・・・・ 今考えるとなんて大それたことをしてしまったんだ・・・・と思ったりしてるのですが・・・・ そこで多分、一生に一度あるかないかのようなすごい経験をさせてもらったので結果的に良かったと思っています。 その時のことを「MODEL RUNNER」のRUNさんがレポートにあげてくれていましたのでご覧いただければと思います。(ページ下部にリンク) 大部屋で作業開始。メガアッガイが計画通りに自立しなくて「あれ、これは・・・・やばいぞ・・・・」とか思っていたところ ビッグネームのWildRiver荒川さん、POOH熊谷さんに手伝っていただけたり、 RUNさんや平助さんにも工作を手伝っていただけたり台座用の木材までいただいたり・・・・・・ 完成してもないのに「今までの苦労なんか帳消しでお釣り帰ってきちゃったよ・・・・」とか実は思っていました(笑 ここまでくるとやっぱり立たせて展示したいと思い、宴会場から帰ってきた後すぐに工作を再開しました。 たけさんも最後の追い込みで工作をされていたので一緒に机で工作。 RUNさんとガレキやガラス片の接着などを行っていたようでした。 危うさたっぷりですがなんとかアッガイが立つようにはなりました。しかしとても会場で展示できるような安定性はありませんでした。 何とかなると思っていた私は工具や接着剤などをあまり持ってきておらず、現状でメガアッガイを立たせるいい方法を思いつきませんでした。 (´;ω;`)アウアウゥアァ・・・・・・ とあせっていた私に、うめさん(korukoruさん)が一旦リフレッシュも兼ねて風呂にいこう と言ってくれたので風呂へ。 モデラーさんと風呂をご一緒する機会なんか今までなかったのですごい新鮮でした。 工作再開してしばらくした後、たけさんやうめさんに相談していたところたけさんが「石膏やったら大量にあるぞ」とのこと。 ・・・・そうだ、石膏で足首を固めればかなり安定性増すんじゃないか!? 石膏は大量に持ってきたらしいのでお願いして石膏を入手! うめさんに手伝っていただき1度実験をした後、要領を得てから足首に石膏を注入! 凝固! ガチガチに!!!! やった・・・・!かなり安定感増した!!!! そのころ周りの方はほとんど寝ていました(夜中なのに本当に申し訳ありませんでした) 朝までになんとかなるかな・・・・・・ でもまだなんだか不安定だな、危なそう・・・・・ そう思っていると 今度はなんとn兄さんが来て手伝っていただけました。 カワシマさんも工作に加わっていただき、「なんなんだこの状況は・・・!」と、美味しすぎる体験をした黒猫でした。 n兄さんの加工したアルミ棒を股間に接続して、展示会でも十分大丈夫なくらい安定しました。 モノアイ発光のテストも無事終了し、朝5時ごろにやっと就寝。 この時間までうめさんにはつきっきりで手伝っていただき、本当に感謝です。 展示会当日は後ろに倒れてフリークショウさんのνガンダムに被害を及ぼさないかドキドキしてましたが何事もなく、無事耐えてくれました。 メガアッガイ製作について、期日までにキチッと完成させられなかったことが一番の反省点だったんですが モデサミ2を通してこんなすごい体験をできたのは、この未完成だったメガアッガイのおかげだったことを考えると モデサミ会場に移動当日まであきらめず作り続けて本当に良かったと思いました。 前夜祭では深夜までうるさくしたりと多くの方にご迷惑をおかけしました。また、たくさんの方にアドバイスをいただけたり手伝ってもらったり・・・・・・ メガアッガイは初スクラッチに初デカモノと初めてなことが詰まっているという点でも思い出深い作品ですが このメガアッガイを通してモデサミ2で体験したことが何よりの思い出となりました。 私ひとりで完成させたわけでもなく、決して出来がいいわけでもないですが「すごく贅沢な自慢の作品」となりました。 アドバイスしていただいた方、手伝っていただいた方へ、本当にありがとうございました。 またモデサミ2では29位と大健闘でした。投票していただきありがとうございました。 モデサミ2から6ヶ月後の第51回静岡ホビーショーではちょっとやそっとじゃ倒れないよう改修し 足りなかったパーツなども付けて最終の完成としました。(このページの画像) |